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シーモールとともに44年!4世代に愛され続ける「カフェテラスロワール」

下関市竹崎町4丁目4-8 シーモール 4階 レストラン街 [Google Map]
083-232-4735
10:00~19:30
定休日なし
地図や駐車場など詳細な情報はこちら

「カフェテラスロワール」はこんなお店

 

小さい頃、親に連れられて買い物に行くのが何よりも楽しみでした。もちろん、あわよくば何か買ってもらえるんじゃないか・・・そんな甘い期待があったこともわくわくの一つの要素だったけれど、買い物の休憩がてらに寄るレストランで食べるご飯やデザートのなんと美味しいことか・・・ッ!お子さまランチは好きなものが一度にたくさん食べられるし、クリームソーダやパフェ、家では決して食べられないそれらはキラキラと輝いて見えた・・・

きっとみなさんにも、そんな思い出があるのではないでしょうか?

今回ご紹介する『カフェテラスロワール』さんは、1977年シーモール開業とともにオープン!28年前のリニューアル時にレストラン街に場所が移りましたが、トータルで44年目(!)という歴史あるお店です。個人店で唯一シーモールに残っているとのことで、地元の人を中心に長年愛されているということがわかります。

「思い出の味はロワール」という方も多いのでは。

ちなみに店名にもある“カフェテラス”。

移動に伴いテラス感がなくなってしまうことが危惧されましたが、よーく見てみると・・・キッチンからこちら側への出入り口に、庇(ひさし)のようなものが!

そう、店内はヨーロッパのテラスがイメージされ、ちゃんとテラスにいるような気持ちになれるデザインになっているんですよ^ ^

「カフェテラスロワール」のメニューはこちら

 

私がお店に入る前からくぎ付けになってしまったのが、一枚ガラスでフロアでも一番大きいというサンプルケース。圧巻です。

サンプルってなんでこんなに胸が高鳴るんでしょうね・・・!何時間でも見ていられそう。これだけたくさんのメニューがあると迷ってしまうのは避けられそうにないので、本物みたいにリアルで美味しそうなサンプルで粗方目星を付けてから入店することをおすすめします。

もともとはサンドイッチなどの軽食とコーヒーが中心の喫茶店から始まったというカフェテラスロワールですが、シーモールでは食事を利用する方も多いため、ニーズに応えていくうちに今のような豊富なメニューになっていったそうです。

そしてその中で、せっかくだからオリジナルでなにか看板メニューを、と考えられたのがピラフを使ったメニュー。

確かにピラフだけでものすごい種類!!トッピングも様々でサンプルで目星を付けても結局メニューを見てまた迷いそうなラインナップの多様さです。

しかもステーキにスパゲッティにドリアに・・・どれだけサービス精神旺盛なの!?とありがたくて拝みたくなるほどとにかく何でもあります。

お肉のメニューにも力を入れており、厳選したお肉の、さらに美味しいところだけを切り出して提供しているとのこと!

デザートも一枚ずつ手焼きするホットケーキに、ケーキ、パフェやあんみつなど、食後のデザートにも、お茶だけの利用にも良さそう。

そしてドリンク。

「コーヒー屋だということは忘れないようにしよう」という思いから、コーヒーには手を抜かない!という信念のもと、ハンドドリップにこだわった美味しいコーヒーがいただけます。

ですのでデザートのコーヒーゼリーも、フレンチローストの豆を使った自慢の一品だそうですよ。

「カフェテラスロワール」で今回頼んだメニューはこちら

 

次はこれ、その次はあれも食べてみたい・・・と『次来たときに食べる候補』まで頭の中で考えて何とか自分を説得し、ようやく決めたメニューは、“大人様ランチ”とも言える豪華なセットがいただける【ロイヤルピラフ】。お肉もエビフライも唐揚げも!欲張りなわたしにぴったりのメニュー。サラダとヨーグルトが付いてるのもうれしい。さらにお食事メニューにはドリンクも付いており、とってもお得です。

柔らかくて噛めば噛むほど旨味が出るお肉、揚げたてサクサクのエビフライとジューシーな唐揚げ、そしてピラフ。それだけでも美味しいけれど、ホワイトソースと絡まるとなんだか“ごちそう感”が増します。

お皿いっぱいに“大好物”が盛られ、どれを食べても美味しい。なんだかあの頃幸せに満ちた気持ちでお子さまランチを頬張っていたことを思い出しました。「好きなものだけ食べていい」って、存在を肯定してもらって全力で褒められているような、“ご褒美”だったんだなぁ。

「カフェテラスロワール」今昔物語

現在お店を切り盛りしているのは、二代目。過去にはシステムエンジニアという全くの異業種で働いていたそうですが、ご飯をつくること、そして誰かに食べてもらうことが好きなので今では「適切な仕事が選べた」と感じているそう。

44年という老舗を受け継ぐにあたり、もちろん昔からの良さも大事にしつつ、二代目は新たな挑戦も積極的に行っています。

まずはコロナ禍ということもあり、昨年2月くらいから早々に「やり方をかえよう」と決断し、テイクアウトを始めました。

すべてのメニューというわけではなく、テイクアウトでも自信をもって提供できるものだけに厳選し、パッケージにもこだわっています。

最近人気のフルーツサンドは、創業時からあるサンドイッチを復活させたい、という思いもあり開発されたメニュー。時期によってフルーツは変わり、旬を味わうことができます。

クリームソーダなどドリンクも持ち帰れるので、気軽にテイクアウトだけして飲みながら歩いたりも◎。お食事したあとにテイクアウトして車で持って帰る、というのも良さそうです。

そしてテイクアウトだけでなく、デリバリーも行っているとのこと。このご時世、外出を控えてはいるけれどロワールの味が恋しい!という人に好評のようです。

テイクアウトやデリバリーは、気分転換になってほしい、生活の中でご褒美のようなアクセントになれば、という思いがあって始めたとのことで、その気持ちがうれしいですよね。

そしてもう一つの新たな挑戦が、イベント出店。2020年はコロナ禍で夏祭りが軒並み中止になったことを受け、賛同してくれたシーモール内の他のお店と協力して夏祭りを開催したそうです。感染対策を日々調べながら、みなさんほぼボランティアで手探りの状態からの開催でしたが、お祭りに行けない子どもたちが大喜びで大盛況だったとのこと。シーモールの管理会社とも協力し、今後も企画を打診したりイベントを計画したりしているそうです。

「シーモールここにありき、というイベントをやっていきたい!」と意気込みを語ってくれたので、今後どんなイベントをしてくれるのか、楽しみです♪

家族を連れて行きたくなるお店って、自分にとっても特別なお店。さらに子供を連れて行きたくなるというのは、本当に大切なお店だと思います。そういえば小さい頃に連れて行ってもらったお店はどこも美味しいだけでなくあたたかい雰囲気で、子どもながらに居心地が良かったなぁ。

カフェテラスロワールは、昔からのお客さまが、お子さん、お孫さん、さらには曾孫さんまで連れてくることもあるというお話を聞いて、初めて訪れたのに味も雰囲気も妙に落ち着くな、と思ったことに納得しました。

「気取らなくていいような雰囲気を目指している」と二代目もおっしゃっていましたが、カフェテラスロワールが醸し出す雰囲気そのものが家族のようにあたたかく優しさに満ちているということが、長く愛されるひとつの理由でもあるのかなと思います。

「カフェテラスロワール」の地図や駐車場など詳細情報

下関市竹崎町4丁目4-8 シーモール 4階 レストラン街 [Google Map]
083-232-4735
10:00~19:30
定休日なし
 シーモール駐車場利用の方3時間無料
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忽那 恵
忽那 恵
北九州生まれ、北九州育ち、北九州在住。
OLをしつつ、門司港中央市場にあるシマネコブックストアの運営に携わる。
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