観光

【祝】日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」認定から1周年

下関市在住のmiromiです。門司港は何度も行っている場所のはずなのに、いつも初心者気分。どこになにがあるか何度行っても把握できない。

門司港という街、博多や小倉、広島などの他の地方都市のような歩き方というか動線と違うような気がする。

このつかみどころのない不思議な感覚、いったいなんなんだろう。いつもそんな気分にかられ消化できぬまま3年がたとうとしている。

今門司港に行くきっかけになる動機は、「フルーツパフェを食べたい」「つぶつぶアイスを食べたい」「船に乗りたい」

というように子と目的が一致したときに限られている。

つぶつぶアイス。

門司港にどういう角度からアプローチしよう…。今回、このもやもやにポンっと素晴らしいヒントをくださった方がいた。旧下関英国領事館館長の藤澤さんだ。

 

日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」からアプローチ

藤澤館長が「これ知ってますか」と教えてくださった。

このプレート、日本遺産? 初めて聞く話だ。この4月28日で日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」認定からちょうど1年だそうだ。先日4月22日にシーモールで1周年イベントが行われたそうだ。

◎ここを含め関門エリアの数々の建造物や文化が構成文化財として昨年4月28日に日本遺産に認定された

◎日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」に含まれるのは「フグ料理」「バナナの叩き売り」と建造物40件をあわせた42件の構成文化財

◎日本全国の日本遺産はこちらのポータルサイトで見ることができる

もちろん旧下関英国領事館も日本遺産の構成文化財のなかのひとつ。

日本遺産の概念を説明するにはどうしたら伝わりやすいだろう、と考えていたら「アメトーーク!」の「◎◎芸人」という「くくり」的なもの、と説明すれば話が早いのではと考えた。

そう、関門のノスタルジックな海峡を感じさせる建造物や文化といったら…っていう「くくり」で複数箇所をひっくるめて日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」なのだ。

「バナナ姫ルナ」の動画のロケ地のほとんどが日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」に認定された場所でテロップ付きだったので、その概念をつかむよいきっかけになった。バナナ姫ルナを演じた井上さんは北九州市の職員で三人のお子さんのお母さんだったと知ってさらに親近感がわいた。このように「中の人」の人となりやら物語に触れると親近感がわくし情報をさらに多面的にとらえやすくなると思った。

藤澤館長に全国の郵便局で「関門“ノスタルジック”海峡」記念切手が販売されていることを教わった。限定2000シート。リンク先では早くも在庫なしとなっています。近所の郵便局に行ったらまだ残っているかもしれません!切手にもなっている「南部町郵便局」で買いたいな。風景印と組み合わせてもきっと素敵だろうな!

シールタイプの切手は使いやすい。デザインもいつも素敵で好きな柄のものが発売されたら買ってストックしている。調べてみたら日本の切手デザイナーは日本で7人なんだとか。(2017年4月現在)

 

「旧」ってついてるビルが多いなあ…

そう、門司港には(下関にも)歴史を感じる建物が多くあるが、圧倒されて記憶に残らないという問題がわたし自身にはあった。頭に「旧」と名前がついているビルの数々ももちろん日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」の構成文化財である。

「旧大連航路上屋」
「旧門司三井倶楽部」
・「旧門司税関」
・「旧JR九州本社ビル」
「旧大阪商船」

門司港だけでもこんなにある。そこで、日本遺産の建造物を観光目的ではなく普段使いできるようになると、暮らしになじんできそうだなと考えた。

旧大阪商船ビルにはこんなカフェがある。カフェマチエール。

旧門司税関ビルにはこんな美味しくみずみずしいフルーツパフェを食べられる果物専門店がある。

「モーンデレトロ」

旧門司三井倶楽部ビルには林芙美子記念室がある。

もらってきたリーフレット。図書館で借りたがなかなか読書がすすまない「放浪記」。

「門司で生まれた林芙美子は(下関生誕説あり)、…」グレーなままでいい歴史もあるのかもしれない。

現在東京世田谷文学館で開催されている林芙美子の企画展。タイトルは「貧乏コンチクショウ」! このタイトルすごい!今となっては東京は遠いけど見に行きたいって思う。ここに岡崎京子展を見に行ったのを思い出す。岡崎京子は世田谷生まれの漫画家。小沢健二のともだち。事故で漫画描けなくなったけど「今でもすごい人」って小沢健二が先日テレビで話してた。芙美子は世田谷に暮らしていたこともあったのか〜。

 

実は食べたことないんです。焼きカレー

門司港の焼きカレー、食べたことないんです。

デビューはあの海賊船、かな…なんて考えている。全国各地で開催されているロバート秋山プレゼンツクリエイターズファイル祭を福岡県北九州市に本社を構える井筒屋で「凱旋」という形で開催されることを密かに願うmiromiでした。

以下参考にしたサイトです。
日本遺産ポータルサイト
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青春時代を過ごした下関に15年ぶりに帰ってきました。
ひとつのお菓子からひろがる物語を絵に描いています。
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