北九州市立いのちのたび博物館
スペースワールドは解体が進んでいる。
(2018年5月5日撮影)
JR鹿児島本線「スペースワールド」駅で降り、北九州市立いのちのたび博物館に行ってきた。いのちのたび。このたったひとつのいのちはいつもなにかしら旅をしている。
潮干狩り、長府散策、スイーツビュッフェ、明治ロマンアンティーク展。このGW中もいろいろ行ったな〜。
子どもたちの世代になにか引き継げることはあるだろうか。ここに記事を書いてなにか誰かに伝わることはあるだろうか。
恐竜の展示のところで一億二千年前…というナレーションを聞き、とても気が遠くなる。
いのちのたび博物館は、広い。楽しい。何度でも足を運びたい。その時々の興味や気分にあう分野を味わい楽しめる場所になると思う。
今回は関門エリアの情報にアンテナをはりながらじっくり見学を楽しんだので、さわりに過ぎない情報かもしれないが、ここに残しておきたいと思った。
「旧」ってつく門司港建物リスト
・旧門司市役所(北九州市門司区役所)
・旧門司郵便局電話課(門司電気通信レトロ館)
・旧門司米穀倉庫
・旧九州鉄道本社(九州鉄道記念館)
展示を見て、さらに門司港・頭に「旧」がつく建物リストが増えた。
関門の地形や地質に注目
思った以上に下関は平地で、思った以上に門司は山がちな地形をしていた。この「地形」という絶対的な要素が関門エリアの歴史にどう影響してきたのか…これからも意識してさまざまな視点から観察してみようと思う。
写真中央に見える「風師山」。下関西高の校歌の歌い出しは「風師山〜」である。えっいきなり対岸の門司のこと!?と意表を突かれる。その意外性が関門のこの独特の地形や文化を象徴するかのようなインパクトある歌い出しだと思った。
校歌に歌われる風景のことなんかも今後調べてみたいな、なんてわくわくしながら考える。
関門エリアの地質…。ふむふむ…。関門層群という地層があるのか…。
北九州市はジオパーク構想という考えがあるそうだ。地質学。わたしは、むずかしいことはよくわからないけど、しっかり大地を踏みしめて強く生きていこうっと。
源平合戦の歴史を改めて
こんな展示もある。平家伝承の地。
先帝祭。833年も前のこと。安徳天皇、満6歳(数え年で8歳)で入水…。
ずっと「知らないから」「混むから」という理由でスルーしてきた伝統のお祭り。
今年は、唐戸周辺を散歩したり、バスの車窓から赤間神宮を眺めたり見に行かれた方の写真や感想をインターネットで目にしたりした。初めてこの祭りを少しだけ身近に感じることができた。
下関最大のお祭りも長年続くなかで姿をかえながら今のような形になったのかな。昭和43年の先帝祭には田中絹代がゲストだったとか。
恐竜は鳥に姿をかえて生きている。「いのちのたび」をキーワードにまたいろいろと考える。
平家踊りは身体が覚えていて曲が流れていたら今でも踊れる。知らないのに身体が知っているっていう不思議。来年はこのお祭りをどのような気持ちでどのような距離感で見ているかな…。
知れば知るほどもっと知りたくなる。これが「わくわく」っていう気持ちの正体なのかな! miromiでした。
(uzuhouseに立ち寄った帰りに撮影 2018年5月1日)