お店(飲食以外)

下関移住ものがたり「たづみ」

Iターン、Uターンなど、移住を促す言葉が定着する今日。下関は移住先の街として発展してきました。創業昭和33年「包装のたづみ」は移住した方が開業し、下関に根付きました。田積啓治さんと佳枝さんご夫婦です。

 

出逢い

 

佳枝さんは小郡出身。小郡の第一病院で電話交換手の仕事をされていました。ある日、御主人の啓治さん(光市出身)とその母親が病院を訪ね、佳枝さんのことを気に入り、結婚を決めたとのこと。お見合いです。佳枝さんは、啓治さんを「かっこいいなぁ」と思ったそうです。そして、啓治さんが下関で商売を始めるため、佳枝さんは結婚後、下関に移住してきました。

 

生イースト配達から包装店へ

 

啓治さんと佳枝さんは、生イーストを配達する商売を始めました。当時の下関には、パン屋さんやお菓子屋さんが数多く存在したため、大量のイースト菌を取り扱い、娘さんは、その匂いを今でも思い出すそうです。そのうち、取引先さんから包装商品の問い合わせが増え、現在の包装店に生まれ変わります。

ちょっとした集まりでも使えそうなものが見つかりそう!

和のパッキングも可能な組み紐もあります。

 

誠実と信用

 

しかし、創業当初から順風満帆ではありませんでした。よそ者扱いされたり、食べる物がないどん底時代の大変な時期が。そんな中でも、隣人からお裾分けを頂いたり、助けてもらったこともあり、人の優しさに触れたと佳枝さんはいいます。そして、啓治さんの誠実さが、取引先や周りの方から「たづみさんでないと」という信用を確立していきました。

生イース配達時、他のお店は数をごまかしたりしていたそうですが、それをしなかった啓治さんの誠実な仕事ぶりに、とある店舗はイーストの発注を一本化してくれたこと。信用度が低いと常に現金払いが普通なのに、大阪の問屋さんから「商品が着いたら支払いでいい」と信用されたことなど、啓治さんの人柄が伝わるエピソードがいくつもありました。

誠実さの意味が不透明になっているように感じる今日ですが、啓治さんのような誠実さを持ちたいと思いました。

 

人を大切に

 

どんな人にも敬意を払い、誠実に対応していたという啓治さん。従業員も例外ではありません。創業当時から「午後5:30終業、残業無」を実践していた「たづみ」。従業員が英気を養い、家族と過ごす。仕事に集中でき、長く勤務される方が多いそうです。

また、仕入れ先さんからお昼を注文するなどして、そういう関係もとても大切にしています。こういう姿勢が、より強い信頼関係を築くのですね。

 

「たづみ」のこと

 

啓治さんと佳枝さん、それぞれ得意な役割分担があったからこそ「たづみ」が成り立ったと娘さんが話してくれました。佳枝さんは、その役割を現役で担う「元祖キャリアウーマン。」「元気で商売できること」が嬉しいと話す佳枝さん。その健康の秘訣は「よく食べること」と「お肉」。頼もしい先輩です。

「たづみ」は包装関連のものなど、個人も購入できます。お菓子の包みやリボン、自宅パーティー用の品も満載です。一度行ったら、きっとまた行きたくなる病み付き店になるはず。

佳枝さん。元気のもとは「お肉。」見習いたい。

株式会社たづみ(包装材料店)


住所下関市幸町13-14


電話番号083−222−1367


営業時間月~金_8:30〜17:30
土_8:30〜16:00


定休日日曜日


駐車場あり


ホームページなし

ABOUT ME
山乃 撫子
山乃 撫子
2017年、先祖代々の地「下関」を世界に広めたいと移住。現在、その方法を模索中。人にもスポットを当てながら、下関の魅力を発掘していきます。よろしくお願致します。