グルメ

春はすぐそこに 唐戸で和菓子散歩

春めいてきた。

金子みすゞが亡くなる前日に家族で桜餅を食べたというエピソードが印象に残り、今日は桜餅を探しに行くことにした。

 

梅寿軒

創業1903年。金子みすゞの生まれた年とおなじ。ひとつひとつ丁寧に作られた桜餅は129円。
小ぶりでかわいい桜餅だ。ちなみに梅寿軒について詳しく書かれてる記事はこちら

 

野村製菓

大きな桜餅…の横に苺大福があったので、そちらにどうしても惹かれて手に取った。
近いうちに栗のどら焼きも食べてみたいな。

 

日の光

野村製菓とサンリブのすぐそばにある金子みすゞの詩碑「日の光」が春の気分。

光があれば影もある。
羽生くんも金メダルのために捨てたものの存在を自分の言葉で話していた。
ユニコーンの「すばらしい日々」の歌詞に「すべてを捨ててぼくは生きてる」とある。
光と影の大きな振り幅を実体験している人たちの言葉に心が揺さぶられる。

3月10日は金子みすゞの命日だそうだ。
詩や童謡の世界で光を放ちながら生きたみすゞの影の部分。こうするよりほかに道がなかったのだろう…と当時の時代背景に思いを馳せる。

風景印もあれから少しずつ集めている。下関上田中四郵便局は、旧下関英国領事館(1906年建設)の図柄である。

カモンワーフで朝日を浴びながら、関門連絡船フェリーが行き来する様子を見ながら食べた桜餅と苺大福。

美味しかった! 和菓子はいいなあ…。花よりだんごのお花見の季節が楽しみなmiromiでした。

ABOUT ME
miromi
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青春時代を過ごした下関に15年ぶりに帰ってきました。
ひとつのお菓子からひろがる物語を絵に描いています。
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