2026年9月22日、下関・豊前田町の茶山通りにオープンした「SHIMONOSEKI TAILORS(下関テイラーズ)」。

高校生や地域のクリエイターが集まり、学生を主役に一緒に制作や発信ができる拠点として、この日から動き始めました。

オープニングイベントでは、午前中は高校生が司会を務めるトークステージを実施。その後、小豆島と下関の高校生が考えたコラボ商品の販売も始まり、高校生が司会や発表、商品の企画・販売などに関わるプログラムが行われました。

「SHIMONOSEKI TAILORS」が茶山通りにオープン

さらに下関市メインキャラクター・せきまるのグッズ販売や、唐戸にあるハンドメイドショップ「mon」の出店・ワークショップの開催も!

拠点があるのは、もともと洋服の仕立て屋だった建物の1階。”服を仕立てる場所から、街を仕立てる場所へ”という発想から名付けられたSHIMONOSEKI TAILORSの、オープニングイベントの様子をレポートします。

洋裁店だった建物が、学生が主役の新拠点に

午前中のオープニングトークステージ。高校生や地域で活動する大人が、順番にマイクを握りました。

イベントは午前10時のオープニングトークステージからスタート。司会を担当したのは、下関市豊北町にある山口県立下関北高等学校の生徒です。

「昨年の出会いを、今年の挑戦へ」「この拠点でできること」「小豆島×下関で何を作る?」「この街の音を作ろう」など、テーマはさまざま。高校生と地域のクリエイターが登壇し、それぞれの活動や、この場所でやってみたいことを紹介しました。

最初の登壇は、昨年度の取り組みにも関わっていた下関市のクリエイター・大佐さん。昨年から続く活動を振り返るところから、今年オープンしたSHIMONOSEKI TAILORSの話へとつながっていきます。

クリエイター/貸しギャラリー「水色画廊」オーナーの大佐さん

続く「この拠点でできること」では、下関で活動する4名のクリエイターが登壇。

まず話したのは、アクセサリー作家の西山理花子さんと、ハンドメイドショップ「mon」オーナーの松永結唯さんです。

アクセサリー作家/ローカルメディア「かんもんノート」ライターの西山理花子さん
唐戸にあるハンドメイドショップ「mon」オーナー/ローカルメディア「かんもんノート」ライターの松永結唯さん

下関市メインキャラクター「せきまる」原作者/下関市地域おこし協力隊の藤本隆志さんと、アトリエ「アートビレッジ39」を運営するパステル画家の藤井元康さんもそれぞれの観点から、SHIMONOSEKI TAILORSの可能性について話しました。

下関市メインキャラクター「せきまる」原作者/下関市地域おこし協力隊の藤本隆志さん
アトリエ「アートビレッジ39」を運営するパステル画家の藤井元康さん

ここからは、トークステージでも学生が主役に。マイクを握るのは、「旅する高校生プロジェクト」(事業主体:一般社団法人たきびれっじ、協力:オリーブ学園/一般社団法人こころざす)で下関を訪れた香川県立小豆島中央高等学校の生徒です。

写真左から、山口県立下関北高等学校の生徒、香川県立小豆島中央高等学校の生徒

下関と小豆島の特産品を使って開発したコラボメニューについて、「小豆島の風景を思い浮かべたり、自分たちが下関に向けた思いを感じたりしてもらいながら、2つの地域の絆をスイーツで受け取ってほしいです」とコメント。

下関北高校の生徒とともに、それぞれの地域の特色や、旅する高校生プロジェクトの活動を話しました。

続いて、山口県立下関西高等学校のバンド「under-rain」の4名と、今回の活動をサポートするフリーカメラマン/ベーシストの岩原俊一さんは、これから取り組む楽曲制作について発表しました。

写真左から:フリーカメラマン/ベーシストの岩原俊一さん、山口県立下関西高等学校の生徒によるバンド「under-rain」メンバー

同バンドは、SHIMONOSEKI TAILORSのオープンも含めた、市民一人ひとりが地域の魅力を発信する「シティープロモーション」事業の一環として、下関に関する曲を作曲する予定。来年3月開催のイベント「カオスやストリート2027」や、オンライン配信などで披露します。

メンバーがギターやタンバリンを使って演奏する場面もあり、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

コラボメニューの販売を手伝う下関商業高等学校の生徒は、授業の中で取り組んでいる、メタバースとリアルの会場を融合したイベント「メタリア総合文化祭」や、当日の意気込みについて言及。

下関商業高等学校の生徒

メタリア総合文化祭について「授業を通してメタバースのことを知り、人と交流をして楽しいと感じました。よりこのイベントにも、興味が深まりました」と話しました。

授業のなかで考案したグッズを12月12日に開催される同イベントで販売することから、授業やグッズの内容も述べています。

下関北高校の生徒による学校紹介の後、最後の「高校生 × 大人 一緒にやってみたいこと」のパートへ。高校生3名と、下関の老舗ふぐ会社代表で、学生と地域の大人の交流イベント「ゆるめし」などを企画する山西伸典さんが登壇しました。

写真左から2人目:山西水産株式会社代表/ローカルメディア「かんもんノート」の山西伸典さん

今回のために開発した下関と小豆島の特産品を使ったコラボメニューや、楽曲制作について話し、登壇する生徒も、会場にも笑顔が。高校生とクリエイターがバトンをつなぎながら、トークステージは終了しました。

 

小豆島×下関。お互いの魅力をいかしたコラボ

[caption id="attachment_47744" align="alignnone" width="1200"] 小豆島と下関の名物をあわせたコラボ商品の販売ブース

今回のオープニングイベントでは、この日限りの2種のフードとスイーツも高校生が販売。下関を訪れた小豆島中央高校の生徒と、下関北高校の生徒が地域を越えてコラボした企画です。

オンラインで何度もやり取りを重ね、実際の試作も経てメニューが完成。販売には下関商業高等学校も参加し、販売場所となったスペースは学生たちの活気であふれていました。

そうめんを使ったスイーツ「そうめん∞(むすび)」

メニューのひとつは、小豆島と下関市菊川町、どちらの名物でもある「そうめん」を使ったスイーツ『そうめん∞(むすび)』。普段は食事として食べることの多いそうめんに、あんこやきな粉などを合わせたスイーツです。

青くて可愛らしいナタデココや小豆島のシャインマスカットの歯ごたえも楽しく、新感覚のひと品でした。

下関のふぐと小豆島のオリーブオイルをあわせたメニューも

もうひとつは、下関のふぐと小豆島のオリーブオイルを組み合わせたメニュー。上にはパプリカものっており、刺身や唐揚げ、シンプルな焼き物で味わうイメージもあるふぐが、洋風で華やかな味わいに。

あっさりした味わいのふぐの身に香りのよいオリーブオイルが合わさり、満足感の高い味わいです。

せきまるグッズ、ハンドメイド雑貨の販売も!

食のコラボ以外に、下関市メインキャラクター「せきまる」のグッズや、ハンドメイド雑貨店「mon」の商品販売も。monによるふぐのアクセサリー作りのワークショップも開催され、来場者が熱中して取り組む様子もありました。

ここから、どんな企画が生まれる?

SHIMONOSEKI TAILORSでは今後、高校生と地域のクリエイターが交わり、ものづくりや情報発信、広報などを経験する取り組みが予定されています。

これからこの場所がどう使われ、どんなときめきが生まれるのか?とても楽しみになりました。

「SHIMONOSEKI TAILORS」の地図や駐車場など

 

ABOUT ME
三山 てらこ
都内での取材ライター勤務を経て、現在はかんもんエリアを拠点にフリーで活動。マンガとアニメ、文章を書くことが好き。かんもんの魅力を多くの人に届けられるように頑張ります!